月別記事一覧 : 2018年9月

GENNECT Cross for Windows リアルタイム測定機能

更新日 : 2018年10月1日

2018年7月にGENNECT Cross for Windowsがバージョンアップして、リアルタイム測定機能が追加されました。
この機能はPC(Windows)とLAN接続された測定器の測定値をロギングする機能です。モニター表示やグラフ表示がリアルタイムに更新されます。
接続できる測定器は最大15台。最大512チャネルをロギングできます。ネットワークの混み具合によりますが、ロギング間隔は最速1秒です。

1つの応用例として、電力計とロガーを組み合わせて、電力測定と多点温度測定が可能になります。従来なら各測定器からの測定データをUSBやSDカード経由でそれぞれPCに移動してから、Excelでデータ処理するという方法が一般的でした。
このソフトを使用すれば、現場でモニター表示もグラフ表示もできます。ロギングしたデータファイルはソフト上でCSV形式に変換できますので、引き続きExcelで解析をすることができます。

また、LAN接続のようにローカルなネットワークではなく、遠隔地に設置した測定器をモニタリングしたい場合は、GENNECT Remoteの遠隔モニター機能が役立ちます。

GENNECT Remoteバージョンアップ V2.1.1

更新日 : 2018年9月26日

本日、GENNECT RemoteをV2.1.1にバージョンアップいたしました。
大きな機能追加は下記の3点ですが、その他、軽微な改善も多数含まれています。

1. 1日1回の測定器時刻合わせ機能追加(Pro版)

各測定器の内部に持っている時計を、1日1回NTPサーバー(正しい時刻を提供するサーバー)の時刻と同期する機能となります。Pro版の「遠隔ファイル取得」機能(タブ)へ追加されています。

遠隔ファイル取得機能は、PQAのイベントデータや記録計(メモハイ)の波形データなど測定器単体で取得した時系列データのファイルを手元のPCにダウンロードできる機能です。これらの測定ファイルは、現地に設置された測定器内部の時刻を基準に測定されています。
したがって、これまで長時間測定や時刻の正確さが要求される測定の場合、測定器内部の時計の誤差や測定器間のバラツキが問題になることがありました。

この機能を使用すれば、各測定器が内部に持つ時計を1日1回自動で同期を取るため、より正確な測定ができるようになり、時間の誤差を一定の範囲内に収めることが可能となります。

2. 遠隔ファイル一括アップロード機能の追加(Pro版)

同じくPro版の「遠隔ファイル取得」への機能追加です。
前バージョンまでは、ゲートウェイからクラウドサーバーに測定ファイルを「手動で」アップロードする場合、1ファイルずつしかアップロードできませんでした。このバージョンアップにより、最大32ファイルを同時にアップロードできるようになりました。

3. 単位、補助単位表示改善

「遠隔モニター」機能のモニター画面で、各測定値の補助単位、小数点以下の桁数を設定できるようになりました。例えば10,000 W を 10.0 kW のような表示に変更することができます。
不必要な小数点以下を表示させない設定にしたり、比較すべき複数の測定値の単位を揃えたりするときに便利です。

GENNECT Cross Android版に新機能追加 (Ver.1.6.0)

更新日 : 2018年9月26日

本日、GENNECT Cross Android版がVer.1.6.0にバージョンアップされました。
今回のバージョンアップでは、2つの大きな機能が追加されています。

1. 「写真/図面測定」機能の追加

照度測定機能では、写真や図面画像の上に照度測定値を貼り付けることができ、現場で報告書が作成できると非常に好評でした。
この機能を拡張させて、絶縁抵抗計やクランプ電流計などの他の機種でも、測定値を写真や図面上に直接貼り付けられるようにしたのが新たに追加された「写真/図面測定」機能です。Bluetooth®通信により測定器から自動的に測定値が送られてきますので、いちいち値を手入力する必要がありません。

使用例として、年次点検の絶縁抵抗測定などが考えられます。配電盤の写真を撮って、その写真上に絶縁抵抗値を置いていきます。各相と接地間の絶縁抵抗を測定する際に、写真上のブレーカーの各相の電線に測定値を貼り付けていきます。しかもテンプレートも作成できるため、定期的に同じ測定を繰り返す場合、大幅な工数削減が見込めます。

> 「写真/図形測定」機能の詳細についてはこちら

2. 「波形表示」機能にFFT演算表示機能を追加

現場測定器とGENNECT Crossを組み合わせると、オシロスコープのように波形が表示される「波形表示」機能はGENNECT Crossで最も人気のある機能の一つです。その機能をさらに拡張して、FFT演算表示ができるようになりました。

波形を表示してみて、「歪んでいるように見えるけど、どれくらい歪んでいるんだろう?」そんな疑問に応える機能がFFT演算表示機能です。簡易的な表示ですが、現場のトラブル解決に役立つと考えています。
> 「波形/FFT表示」機能の詳細についてはこちら


その他、今回のバージョンアップでは様々な機能アップ、改善、バグ修正が含まれます。

  • メールおよびファイルアプリから.hokファイルの直接インポートに対応
  • 標準測定機能で測定時にコメント入力できるように改善
  • 良否判定機能の不合格判定基準選択画面のUIを改善
  • 照度測定のファイル日時がデータを保存した日時になるように変更
  • レポートロゴの画像が600px以上のときに自動縮小するよう改善

Bluetoothダイレクト通信

更新日 : 2018年9月20日

GENNECTマーケティング担当の宮田です。

今日はGENNECT Remoteの新機能「Bluetooth®ダイレクト通信」による最小構成のロギングシステムを紹介します。最小限の投資で簡単に遠隔計測を始めることができます。

さて、遠隔計測と聞くと、

「大量のデータを取り扱う」「大規模な測定」「設置や設定がむずかしい」

という印象がありませんか?

大規模な測定であっても数点の測定であっても、データをロギングして遠隔地からすぐに見ることができるという機能は便利であることに差はありません。
GENNECT Remoteは、クラウドにデータを蓄えますので、いつでも「大量のデータを取り扱う」ことができます。また、5分で誰でも接続可能ですので、「設置や設定がむずかしい」ということもありません。
さらに、新機能「Bluetooth®ダイレクト通信」を使えば、測定点が数点の「小規模な測定」システムをコストパフォーマンスよく構築できるようになります。

Bluetooth®ダイレクト通信

ワイヤレスミニロガーLR8512~LR8520という2チャネルから4チャネルの小さなロガーがあります。測定項目として、温度、湿度、電圧、電流、パルスがあり、機種により測定項目が異なります。
ワイヤレスミニロガーはBluetooth®通信でデータを送信することができます。GENNECT Remoteのゲートウェイで受信し、クラウドにデータを保存することができます。

ワイヤレスミニロガーとゲートウェイの接続が確立されると、クラウド上へのデータ保存が開始されます。クラウドに保存されたデータはインターネットを通じてウェブブラウザで閲覧できます。その間の通信経路はセキュリティ対策が施されています。
最低限必要な機材は、GENNECT Remoteとワイヤレスミニロガー1台だけです。コストがかからず、簡単に構築できて、しかもセキュリティ対策もされています。

使用シーン

次のような場面で便利に使用できます。

  • 省エネコンサルのため部屋の温度を測定して遠隔地で監視
  • クリーンルームなどの入室に手間がかかる場所で、温度、湿度、流量などをロギングして事務所で監視
  • 分電盤の負荷電流を測定して事務所で監視

拡張性: 他の測定器との組み合わせ

GENNECT Remoteは電力計を始め、電源品質アナライザ、記録計(メモハイ)、多チャネルロガーも接続でき、ワイヤレスミニロガーと同時に測定できます。
例えば、温湿度ワイヤレスロガーで部屋の温湿度を測定し、電力計で空調設備の消費電力を同時に測定するように、組み合わせることができます。これらの測定値がクラウドに保存され、遠隔地から見ることができるのです。更に最初はワイヤレスミニロガーから始めて、後から必要に応じて電力計などを順次追加していくことができるのもGENNECT Remoteの魅力です。