HIOKIのIoT GENNECTシリーズ
HIOKI

現場を変えるGENNECT! ブログはじめました!


公開日 : 2017年10月2日

現場担当者の皆様

日置電機株式会社 GENNECT開発チームの降旗です。

当社で展開しているGENNECT(ジェネクト)シリーズは「現場(GENba)をつなげる(conNECT)」というコンセプトから生まれました。

ここで言う「現場」とは、主に保守・点検が必要とされる設備や機器等が設置してある「現場」を意味しています。日本の、そして世界中の「現場」は担当者の皆様の涙ぐましい努力で日々守られています。我々が安心して電気が使える、電車に乗ることができる、工場の設備が正しく稼働する、水道の水が飲める、、全てそれぞれの現場担当者の皆様のおかげです。一消費者として本当に頭が下がる思いです。

その懸命な努力にもかかわらず、現場での事故を完全にゼロにすることは非常に難しいという現実もあります。例えば、事故や火災によりインフラが止まってしまったというニュースをテレビで見るたびに、その現場を担当されている方の今後の更なる苦労が連想され、胸が締め付けられます。担当者の方は決して手を抜いていたわけではなく、決められた時間内に、決められた作業を全て完了していたと思うのです。それでも想定外の事故が起きてしまうことはあります。事故対応の後も、担当者は再発防止策に対して、頭を悩ませなければいけません。どれだけ時間やコストをかければ事故を防げるのか?その莫大なコストアップを果たして経営陣が許してくれるのか?誰も正解が分からない問題に立ち向かっていかなければなりません。

我々は、これまで計測器メーカーの開発部門の人間として、多くの現場担当者の皆様にお会いしてきました。そして、常に最高の計測器を提供しようと精一杯の努力をしてきました。従来機種よりも0.1秒でも早く測定値を表示して作業効率を向上させる。インバーターなどのノイズが多い環境でも、正確な測定値を表示する。屋外で使われるため汚れやすい場合は、水洗いできる計測器を提供する。真面目に真摯にお客様と向き合ってきたという自負はあります。

しかしながら、それだけで「現場」は本当に良くなっているのだろうか?現場の苦労を知れば知るほど、計測器を提供するだけでは不十分なのではないか?という自問自答から生まれたのがGENNECTシリーズです。

このGENNECTシリーズはアプリソフトやWebサービスが中心となるため、日々、進化しています。本題に入るまでの前置きが長くなってしまいましたが、このブログで、最新機能や対応機種の追加情報、具体的な活用事例、技術情報やイベント情報などを紹介していければと考えております。皆様の現場の改善、あるいは改革の一助となることを願っています。

今回は初回ですので、まずGENNECTがどのように現場を変えたいか?そしてそれに対してGENNECTシリーズの各商品がどのように位置づけられるのかについて簡単に説明したいと思います。

例えば、毎月メンテナンスが必要な現場の作業があったとします。担当者は事務所から現地まで時間をかけて移動し、一通りの点検を30分で完了し、また次の現場に移っていくといった具合です。

この現場の保守メンテ作業は、多くの場合、遠隔監視が可能で無人化ができる仕事と、どうしても人が携わらなければならない作業に分解できます。

 GENNECT Remote

上記の遠隔監視の部分を受け持っているのがGENNECT Remote(ジェネクトリモート)です。現場に設置した電力計や記録計を事務所のパソコンから簡単にモニタしたり、遠隔操作したりできるようになります(遠隔操作は2017年12月発売予定のGENNECT Remote Proにて対応)。場合によっては、これだけで現場に行く必要すら無くなることもあります。何かトラブルが起きたときにだけ行けば良いので、大幅な工数・経費削減につながります。保守メンテではなく、現場でのトラブル解析用途でも大変重宝されています。

https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1680

GENNECT Cross

しかし、どうしても人手が必要な作業が残る現場もあります。このような現場での作業に対して提供しているのが無償スマホアプリGENNECT Cross(ジェネクトクロス)です。当社が提供するBluetooth付現場測定器を使って、実際の現場で電圧や電流を測定した結果はスマホやタブレットに転送され、作業が終了したら現場で簡単な報告書(既定フォーマットのみ)も作成可能です。測定データはメールやクラウドでも共有可能ですので、事務所に戻ったら、エクセルのマクロを利用して自社の帳票へデータを自動で取り込むこともできます。手書きのデータをパソコンに打ち込む作業が無くなれば大幅に作業効率を改善することが可能です。

またGENNECT Cross(ジェネクトクロス)は単にデータを取り込むだけではなく、非常に多彩な機能が含まれています。例えば、クランプ電流計で電流測定するだけでオシロスコープのようにスマホに電流波形が表示されたり、照度計用のアプリでは事前に取り込んだ建築現場の図面に直接、測定値を貼り付けていくことも可能です。これからも現場作業の効率も品質も相乗的に向上する機能を追加していきますので、ぜひ一度使ってみていただければ幸いです。

https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=1636

最後に

GENNECTシリーズを使っていただくことで、毎月行っていた現場に行く必要がなくなったり、あるいは現場での作業時間が30分から15分に半減したりと、嬉しいご報告を沢山いただいております。

現場の改善事例などもこのブログで紹介できればと考えています。ぜひ、今後のご贔屓を宜しくお願い致します。