本日、GENNECT Cross iOS版をVer.1.6.0にバージョンアップしました。
今回の目玉となる大きな変更点は5点あります。
1. 「写真/図面測定」機能追加
撮影した写真や取り込んだ図面上に、測定しながらリアルタイムに、値を自由に貼り付けることができます。2018年9月にGENNECT Cross Android版に追加され、好評を得ている機能です。
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2. 「波形表示」機能にFFT演算表示機能を追加
クランプ電流計の測定値を波形表示し、さらにFFT演算結果を表示できます。この機能も1.と同様に、2018年9月に先行してGENNECT Cross Android版に追加された機能です。
> 「波形/FFT表示」機能の詳細についてはこちら
3. iOS 12に対応
2018/9/18にAppleはiOSをバージョンアップしました。これに合わせてGENNECT Crossも、新iOSに対応しました。
4. iPhone Xディスプレイへ最適化
iPhone Xのディスプレイは従来のiPhoneより縦長になり、ディスプレイの形状も特殊です。前バージョンのGENNECT Crossでも表示はできていましたが、今回最適化され更に見やすくなりました。
5. AirDropでデータ共有
今まで、GENNECT Crossのデータを他のデバイスに転送するときは、メール、iCloud Drive経由、Dropbox経由の3つの方法でした。ここに新しくAirDropが加わりました。AirDropはiOSの機能ですので、送信側も受け側もiOS版に限られますが、これが現場で非常に便利に使えます。
現場で一緒に仕事をする同僚にデータを渡したり、照度測定を途中から他の作業員にやってもらったりする場面を考えてみてください。従来方法なら、どの方法を使用するにしてもデータを渡したい人が送信して、受けた人がサーバーに取りに行くという操作が必要で、わずかと言えど数分かかりました。
AirDropなら数秒で終わります。また現場で効率が上がります。
Ver.1.6.0ではその他様々な機能アップ、改善、バグ修正が含まれます。
- メーラーやファイラーで拡張子.hokのファイルを選択することでGENNECT Crossにインポートできる機能
- 写真、画像の機能改善(メモの複数移動、拡大縮小、戻るときに保存確認ダイアログを表示、縦横比を維持して表示)
- ロギング機能の安定性改善
照度測定機能の変更
- 照度測定機能の仕様をAndroid版に合わせる
- レポートに出力する画像の向きを画像・レポートの長手方向と一致するように変更
- カメラの横向き撮影(ランドスケープ)に対応
- 測定ポイントの上限数を300から1,000へ変更
- 照度測定のファイル日時がデータを保存した日時になるように変更
- データタブでデータを選択したとき、写真/図面上でそのデータをアニメーション(大きく表示)を追加
- 照度測定機能の仕様を写真/図面測定機能に合わせる
- 測定値のサイズ変更方法をチェックボックスからスライドバーに変更
- 連続測定機能を追加
- 写真/図面の回転機能を追加
- 照度計のHOLDボタンを押したときに測定値を確定
軽微な変更
- 標準測定機能のコメント入力中に測定値保存ボタン押下でコメントを保存できる機能
- ロギング機能において128ポイント以上でRange-Barを表示するよう改善
- 良否判定機能の不合格判定基準選択画面のUIを改善
- データリスト、レポートリストで削除画面のUIを改善
- データリスト画面のデータ移動で種別によらず時系列順に表示するよう改善
- iOS11でのインポートおよびエクスポート画面の表示を改善
- 標準測定、ロギング、バッテリ、高調波のインポート安定性改善
- レポートロゴの画像が600px以上のときに自動縮小するよう改善