本日、GENNECT RemoteはV2.2.0にバージョンアップいたしました。
主なバージョンアップ項目は次の5項目になります。その他、多数の軽微な改善も含まれます。
1. PQ3198に対応
電源品質アナライザPQ3198に対応しました。PQ3198は2019/3/29に発売される新しい電源品質アナライザです。今までGENNECT Remoteに接続できた電源品質アナライザPQ3100に加えて、PQ3198も接続できるようになり、ますます電源品質トラブルに役立つシステムを構築することができます。
2. MR6000に対応
ご要望が多かったメモリーハイコーダーの最高峰MR6000に対応しました。
GENNECT Remote Pro版と使用すれば、トリガーが作動し新しい波形を取得すると、その波形データをクラウドサーバーに保存することができます。クラウドサーバーからダウンロードできる準備が整いますと、メールでお知らせします。最速200MS/sで波形を記録して、瞬時的かつ間欠的にしか起こらない現象を見逃すことなく捉えます。測定現場に行かなくても、その波形を取得することができます。
また、Pro版の遠隔操作機能にも対応していますので、測定現場から離れたところからでも測定器を操作することも可能です。
3. 測定リスタート機能追加
測定を停止させた後、約1分後に測定を再開させる機能です。
LR8400の警報保持機能をONに設定している場合、もし警報条件を満たし警報出力したとき、測定を終了させない限り、警報出力が停止しません。警報を受け取った後、遠隔操作で簡単に測定を停止し再開させるための機能です。
4. 遠隔モニター、遠隔ファイル取得画面のレスポンス改善
遠隔モニター画面と遠隔ファイル取得画面の表示スピードを改善しました。
5. UVC(※1) Webカメラ対応(β版(※2))
遠隔モニター機能にカメラ画像を追加することができます。カメラ画像は測定データのグラフ上に表示されます。次のようなアプリケーションに役立ちます。
- 測定対象物を撮影
グラフに変化点があったときの、測定対象物の画像を見ることができます。 - アナログメーターを撮影
ネットワークに接続できない機器の画面やアナログメーターなどを撮影します。画像として保存して、測定値を確認することができます。
2019/03現在、以下の製品の動作を確認しております。
・Logicool 社製 HD Webcam C270
・Logicool 社製 HD Webcam C310
・ELECOM社製 UCAM-C520FE
※2 Webカメラ機能は現在開発中の機能ですが、先行してこのバージョンからβ版としてご使用できます。ただし仕様については、今後予告なく変更される可能性がございますので、ご了承の上、利用をお願いします。